Point
赤皮・赤肉となるこれまでに見たことのないダイコンを目指しました。
また赤肉の紅芯ダイコンは水分が少なく、硬い肉質のダイコンですが、紅くるりは青首ダイコンのように水分の多い、瑞々しいおいしいダイコンを目指しました。
FAQ
春播きは出来ますか?
可能です。
しかし播種してからの栽培が気温の上昇していく作型のため、秋まきに比べると内部の赤色の発色が不十分になることがあります。
これは赤い色素の元であるアントシアニンは大根が寒さを浴びることでより作られるからです。
また春播きは生育後半の気温が高くなるため、高温障害である肉質が茶色く変色する赤心症も出やすくなるので注意して下さい。
収穫した紅くるり大根が辛いのですが、なぜですか?
紅くるりは大根らしい香りが強く、おいしい大根ですが、元々辛味も持っている大根です。
特に暑い時期の栽培など、まだ十分に寒さのない時期に収穫したものは、辛味をより強く感じます。
大根が寒さを浴び、アントシアニンがより作られることで、発色も良くなり、甘みも増すため、辛味を感じにくくなっていきます。
紅くるりダイコンから白い皮の個体が出るのですが、なぜですか?
現状の紅くるりでは、数%白皮となる個体が発生します。
紅くるりは播種時2粒以上の播種を推奨していて、間引き時に、葉の中心付近に赤色の発色のない完全な緑色の葉は、白皮・白肉の個体となるため、取り除いていただくようにしています。
この間引き時の選別を行うことで、赤皮・赤肉と大根の割合を多くすることができます。